Anterior cruciate ligerment reconstruction with semitendinousus graft provided similar stability and knee function and fewer problems with kneeling compared with the bone-patellar tendon-bone graft
Question
前十字靭帯の再建で半腱様筋(ST)と骨付き膝蓋腱(BTB)のどちらを使ったほうがQOLの向上に寄与しているのか。
Patient
二つの病院での結果。164人の患者を無作為に割付。2年間の経過観察
Intervention
ACLをBTBとSTでそれぞれ再建。
Major Outcome
膝の機能評価のスコアをいくつか使用した。
(Lysholm score, Tegner activity score, International Knee documentation committee score, )
Main result
8年のフォロー。膝を付くこと、膝蓋大腿部の疼痛、膝をついて歩くこと、感覚障害の有無の点に関してSTとBTBで有意な差が生じた。いずれもST群の方が優れていた。
その他の結果では差が認められなかった。
Conclusion
8年間のフォローの結果、ST、BTBのいずれもその安定性には差は認められなかった。感覚障害、膝をつくといった動作でわずかにBTBの方が障害を生じた。
<論評>
僕自身もACL再建しているので興味深く読みました。僕自身はSTで再建していますが、特に困ったと言う経験をしたことはないですね。
ただACLの場合には僕の場合にはレクリエーションレベルでのスポーツ復帰でしたが、より高いレベルを求めるような場合には強固な固定、早期復帰を目指してBTBと言う選択もあるのかもしれません。
STを採取するとバレエ、体操選手では脚のラインが美しくなくなるというのはほんとでしょうか?
がみ会長 乙です.
返信削除今朝のカンファレンスで,偶然BTB vs. STの話題になりました.
BTBが劣勢だったので,すかさ上記論文についてコメントしちゃいました.他力本願!!でも,脊椎の医者がゆーな!みたいに思われたかもかも.
最近このブログのレビューをかなり楽しみにしてるので,また面白い論文あったらレビューをお願いいたします.
コメントありがとうございます!
返信削除先生のブログも欠かさずチェックしております。笑
OSGのお仕事大変かと思いますが頑張ってください!
ずっとSTでやってきましたが(過去形)、
返信削除BTBの方が少し安心なのは内緒♪
>爺医さま
返信削除そういうないしょ話が好きです。笑