外傷に対する他施設共同研究は今後質の高いエビデンスを構築するために重要となってくると考えている。
エビデンスに基づいた治療を行うためには、まずは質の高いエビデンスの構築が必要となる。そのためには無作為割付試験(RCT)がバイアスを排除するためには必要となってくるのであるのだが、整形外傷領域の研究でRCTを行った研究は殆ど見当たらない。(外傷領域がRCTには不向きであると言うことも関連しているのであろう。)
90%が観察研究である。
整形外科領域で質の高いエビデンスを構築することが求められている。
とくに必要とされている一つの領域は脆弱性骨折の分野、もうひとつの領域は多発外傷を含んだ重症外傷分野である。
脆弱性骨折の分野は年々その数が増加し、医療資源を逼迫しつつある。
多発外傷を含んだ重症外傷分野では、多くの医療資源を必要とし、各医療機関ごとの治療方針に左右されることが多い。
イギリスではこれら二つの分野について新しい機関が設立され、研究が始まっている。
ProFHER trial:Handoll H, Brealey S, Rangan A, et al. Protocol for the ProFHER (PROximal Fracture of the Humerus: Evaluation by Randomisation) trial: a pragmatic, multi-centre
randomised controlled trial of surgical versus non-surgical treatment for proximal
fracture of the humerus in adults. BMC Musculoskelet Disord 2009;10:140.
United Kingdom Clinical Research Network. Portfolio database. http://public.ukcrn.org.uk/Search/Portfolio.aspx (date last accessed 18 January 2011).
無作為割付研究も行われているが、単施設ではどうしてもサンプルサイズが小さくならざるを得ない。
そこでより妥当な研究を行うために多施設共同研究が必要となるのである。
It's nearly impossible to find educated people for this subject, but you sound like you know what you're talking about!
返信削除Thanks
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