Abstract
高齢者における側弯症の有病率とその症状との関連を調べるために1347人の患者に対して調査を行った.615人の男性と732人の女性.平均年齢73.3歳。平均cobb角7.55度。
cobb角10度以上を側弯症と定義したときにその有病率は35.5%であった。
年齢と性別それぞれで有病率に有意に差が出た.
高齢になればなるほど側弯の程度は悪化した.それは女性でより顕著であった。
女性では年齢との相関がより強かった.また健常群にくらべ症状が強く出ていた.
側方辷り、椎体の回旋、前弯の消失、感情面でのバランスの消失がある時に側弯症と症状との関連が見られた.
その部位はL4/5であった。
<論評>
まあ、そうなんですよね.と普段自分がレントゲンをみて感じていることをまとめていただいた感じです.