卒然教育の新しい流れ
この10年間で医学部の教育は大きく変わっている。
・コアカリキュラム、問題基盤型学習(PBLチュートリアル)、基本的技能実習(スキルラボ)、共用試験(CBT、OSCE)、クリニカルクラークシップ
医学教育・歯学教育のりかたに関する調査研究者会議報告(2001)
1患者中心の医療を実践できる医療人
2コミュニケーション能力の優れた医療人
3倫理的問題を真摯に受け止め適切に対処出来る人材
4幅広く質の高い臨床能力を身につけた医療人
5問題発見・解決型の人材
6生涯にわたって学ぶ習慣を身につけ根拠に立脚した医療を実践できる医療人
医学知識の量が膨大となってきた。
・学習目標の厳選→コアカリキュラム
・知識を与えるよりも学び方を教える→PBLチュートリアル
・経験を通して問題解決能力・技能・態度を習得→クリニカルクラークシップ
以上から
今後研修医としてくる人の特徴は
1、想起レベルの知識はかなりあるはず。応用力は不十分
2、コミュニケーションに関する基礎教育、医療面接法の基礎教育は受講済み。
3、身体診察技法の基礎は身につけている
4、プレゼンテーションもできるはず。
5、学習姿勢、態度についてのトレーニングは受けていない
研修プログラム
研修目標、研修方略、研修評価の3つ
研修医が目指すより良い状態が研修目標
目標を立てることの意義
モチベーションの維持
指導医、研修医間の情報交換が用意となる
限られた時間の有効利用
評価が容易
多施設との共同評価にも転用可能
一般目標と行動目標
一般目標は研修医を主語としてどういう医療者になって欲しいかと言うことを知識、態度、技能をもちい述べる
行動目標具体的な目標。行動目標がすべて達成できればその総和として一般目標に到達できると言う関係になる。
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