--大腿骨頭骨折--
骨頭骨折の15.9%で整復困難。特に後方というよりも上方に外れている場合には無理をしない.
Pipkin1型
骨片摘出術が最も長期成績がよい?
取りに行くのであれば前方アプローチもしくはtrochanteric flipして関節包の前方を切開.
Pipkin2型
骨接合。前方アプローチで.
後方から行くと骨頭壊死のリスクが高くなることを話して置く必要がある.
--寛骨臼骨折と骨盤輪骨折の合併--
5-15%とされているがその定義、分類はない。
創外固定では骨盤輪の安定性がえられないことが注意.また長期に創外固定を留置するとinfected rateが上がる。
股関節脱臼を伴っている場合には脱臼の整復前に創外固定をかけましょう
その受傷機転から寛骨臼骨折は横骨折、T型骨折が多い.
数ミリの仙腸関節の転位が前方に来ると1から2センチの転位となることを念頭におく.
仙腸関節から順にインタクトのところを固定していくのがセオリーか?ただし、仙腸関節の転位を残した状態であるならばまず寛骨臼を整復しておいても良いのかもしれない。
またまだ議論の付きないところ.
--寛骨臼骨折の合併症--
・血管損傷 後柱骨折の時.その骨片の形、CT上の血腫の量などに注意をしておく.
が入り釣行っ動脈の血栓形成.
Stoppaアプローチの時のCorona mortisの処理に注意。
・経験のある外科医と一緒に手術をする
・輸血の準備
・放射線科医にも一声かけておく
・高額の医療保険にも入っておく。
・大腿骨頭壊死
5%におこる
大腿内側回旋動脈に注意が必要(外旋筋群を大腿骨から1.5センチはなして切る)
・神経損傷
坐骨神経障害 股関節伸展、膝関節屈曲とする。
前方アプローチでも坐骨神経障害がありうることに注意が必要
・VTE
骨盤骨折の患者では発生しやすくなる
フットポンプなどの理学療法は有用.
・異所性骨化
頭部外傷合併例では注意が必要
インドメタシンは無効。早期からのradiationが有用.
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