2016年5月21日土曜日

本の紹介「変形性股関節症ガイドライン2016」

変形性股関節症診療ガイドライン2016(改訂第2版)


本日の本のご紹介。

たんなるガイドラインと侮ることなかれ。
股関節業界のコクランといえば言い過ぎでしょうが、編集された先生方の仕事のクオリティの高さには脱帽です。

変形性股関節症は、本邦では臼蓋形成不全にともなう二次性の変形性股関節症が多いです。その実情を踏まえて英文だけでなく日本語論文でも査読に耐えられそうなものをピックアップしています。

特に骨切り、股関節温存手術についてはMeta-analysisまでおこなってあり、一読の価値があります。

今後股関節の研究を始めたい、という若手の先生はまずこのガイドラインを熟読してからどこまでわかっているのか。何がわかっていないのかをはっきりさせてから研究を始められると良いと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿