2013年10月19日土曜日

20131018 日本整形外科基礎学会参加してまいりました。

行ってきました。日本整形外科基礎学会。
ちなみに日整会基礎に参加するのは初めてでありました。感想はとにかく楽しい。
知的な好奇心が刺激される感じがたまりません。

当日は午前中の手術を終えてからの出発となったため初日の参加はポスター発表のみ。
初日の午前中に現在研究中のテーマに近いものがあったため参加したかったのですが、しかたありません。

ポスター発表。
ERAO後の大腿骨頭の有限要素解析。
本来うちのチームがやるべき仕事だと思うのですが、先をこされてしまいました。
最適な作図とは?
大腿骨頭にかかる応力が最小となり同時にインピンジメントしないことだと考えます。
今回は大腿骨頭側の有限要素解析をしていただきました。
次回への課題は1,臼蓋側の有限要素解析を行う。
2,3Dシュミレーターでインピンジメントがおこらない臼蓋の回転方法を探ること
と考えました。

軟部の問題も有ると思いますのでCT、MRI combind シュミレーターがあってもよいなあと思いました。

本日ナビを使った骨切り術についての講演を拝聴いたしました。
精度高く切れている印象を受けました。
ただ時間がものすごくかかるのではないかという危惧も同時にいだきました。
もっと容易にやれるようになると良いですよね。

股関節手術のナビゲーションもうちにはない器械なので羨ましく拝見しておりました。
特に臼蓋の深さがわかるのはよいと思います。
もっとも良いと思ったのは脚長差の調整ができることですね。即買いでの手術では脚長の補正は困難なのでナビ無しの手術より圧倒的に勝っている点だと考えます。

コンピュータ支援手術が今後どう変わっていくのか。
アメリカではロボット支援手術というのがあって、ナビで切る方向にしか進んでいかないようにロボットで術者をコントロールできるというお話も有りましたが、だいぶ遠い未来のような気がします。

痛みのセッションも面白く拝聴致しました。
痛みとはなんぞや?
心理社会的側面、分子生物学的側面。姿勢を座位と立位で腰椎のアライメントの変化を追ってみたりと様々な側面からの痛みの捉え方を知ることができたのは知識の整理に役立ちました。
股関節の疼痛についてはまだわかっていないことが多いこともよくわかりました。
手術してもなぜ痛いのか。人工関節をいれるとあんなに劇的に痛みが撮れるのはどうしてなのか。
まだまだわかっていないことはたくさんあります。

日々勉強。日々精進しようと強く思わせてくれる二日間でした。







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