2018年6月23日土曜日

20180623 僕が良かったなあと感じた本



つい先日、代務先で「お世話になりました。開業します。」と内科の先生からご挨拶いただきました。
その先生から、「がみたけ先生に、田舎で教えて頂いたことが今でも胸に残っています。言われたことを噛み締めて働いてきましたし、これからも働きたいです。本当にあのとき田舎に研修にいけてよかったです。」といっていただけました。

その内科の先生と知り合ったのは僕が僻地勤務をしていた7,8年前になります。
その内科の先生は、地域医療研修で1ヶ月間の研修のために愛知県の山奥まで来られました。
地域医療研修といっても、普段の診療の様子を見せる程度で、とくに変わったことはしていなかったと思います。(当地に研修に来られた先生ならわかると思いますが)

残念ながら、その内科の先生が僕から教わったこと。ということの詳細をすっかり忘れておりまして、何をいったんだか。という感じでした。苦笑。

そんな中で寺澤先生の書かれた本を手に取る機会がありました。

この、「話すことあり、聞くことあり」は寺澤先生の普段の診療に対する姿勢、思いについて述べられた本です。

大学病院に勤務して数年になります。確実に診療技術、手術の腕、研究に対する考え方などはレベルアップした自分がいます。

ただ、この本の中には自分が田舎にいるときに持っていて、いまは失いつつあるものが書いてありました。
自分が医師としてどうあるべきか。という根本を見直すことができます。

いい省察の機会をいただきました。

僕のようにすこしやさぐれてきている先生方におすすめです。

今なら、またその内科の先生にかけてあげられる言葉が見つかりそうです。





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