2018年10月4日木曜日

20181004 JBJS Radiographic and Clinical Outcomes of Porous Titanium-Coated and Plasma-Sprayed Acetabular Shells: A Five-Year Prospective Multicenter Study.

背景
セメントレスインプラントの材質については様々な新しい材質が導入されている。本研究の目的はセメントレスカップにおいて、今まで使われていたプラズマスプレー(PS)とポーラスコーティング(PTC)の比較を行うことである。
方法
他施設共同前向き研究。191例のPTC。189例のPS。5年間のフォローを行いレントゲン写真、患者立脚型による評価を行った。0.5ミリのギャップを認めたものをギャップと定義した。
結果
術後のギャップについては、PSのほうがPTCよりも高頻度に認められた(40%対24%)が、5年の経過でPSのギャップが5%のみの残存にもかかわらずPTCでは56%の症例で残存した。5年後のレントゲン写真での評価ではPSでは5%の患者しか透過線が生じていないのにもかかわらず、PTCでは23%の患者にレントゲン写真での透過線が生じた。カップの再置換はなかった。PTCカップであることは患者の疼痛残存の有意な説明因子となった。
結論
PTCは患者の痛み、5年後のレントゲン写真での透亮像の発生などがPSよりも多かった。今後の慎重なフォローを必要とする。

<論評>
先日アメリカまで某社のカスタマーミーティングに出席してきました。
某社は現在日本で発売されているHAコーティングのセメントレスカップにかえて新規にPTCを発売するということでした。
こういった3Dポーラスのセメントレスカップではラジオルーセントラインが出やすいカップがありますし、新しい材質だからよいというわけではないというよい論文だと思います。


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