2012年12月16日日曜日

20121215 25th AADO-OLC comprehensive bioskill course on fracture fixation その2

プレート理論
プレートの理論はAO principleで聞いた話とほぼ一緒。むしろAO principleのほうが体系だっていて良いと感じた。
自分が使っているプレート、スクリューの意味を考えながら使用すること。
compressionによる一次骨癒合を目指しているのか、それともbridgingによる二次骨癒合をさせようとしているのか。
コーティカルスクリュー、ハーフスレッドスクリューなどの使いわけ。
Plate-Span ratio, Plate screw ratio。
骨折部をまたぐだけの十分な長さ(2倍から3倍)のプレート。骨幹部でスクリュー穴の50%、骨幹端部は75%を固定。骨折型によって固定するスクリュー数を決定。
ロッキングスクリューは先端のセルフタップの部分での固定性が低いので長さに注意。

髄内釘
もっとも患者にたいする侵襲のすくない手術の一つ。筋肉の付着部を考えると転位する方向がわかるので整復の際によく考えること。

ワークショップ
cadaverを使用したアプローチ、固定法の実際。

膝蓋骨固定。十分な幅をもった8の字締結。

大腿骨外側プレート固定。
大腿骨からGardy結節までの長軸方向の皮切。
脛骨のプラトー骨折でも同様。脛骨プラトー骨折の時にはGardy結節からITBをはがして外側半月板を持ち上げて骨折部を直視でみて整復することが重要。

足関節の展開。
外側後側方アプローチ。なれると腓骨筋腱をその腱鞘からはがすだけで早く展開できる。そのまま脛骨後方の固定までいけるので三果骨折のときには有用。

Cadaverはほんとにわかりやすく、今後もそのような機会が得られるのであれば是非体験したいものですね。

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